法末と若栃は、隣接した集落で、昔から姻戚関係の人が多かったり、互いの盆踊りに参加しあったりしていた。しかし、時代の移り変わりの中で徐々に地域間の交流も薄れていってしまった。その中で、かつて「嫁入り街道」と呼ばれた道を整備しようと声が上がった。
整備には、集落内の有志の他、地元大学生や、若栃集落と交流している早稲田大学「わっずファミリー」の学生などの協力もあった。
この嫁入り街道をきっかけにかつての集落間の交流をまた取り戻し、山奥の小さな集落同士、手を取り合って頑張っていこうと、酒を酌み交わした。